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■厚労省、サル痘関連で輸入自粛要請
投稿者:野生社 (投稿日:2003/06/10)

厚生労働省は6月10日、米国CDC(疾病対策センター)が国内3州(ウィスコンシン、イリノイ、インディアナ)においてサル痘に19名が罹患し、いずれの患者もサル痘に感染したプレーリードッグと接触があったと公表したのを踏まえ、中央及び西アフリカからのげっ歯類の輸入については、当分の間、自粛して欲しいとの要請を、全国ペット小売業協会、全日本動物輸入業者協議会、(社)日本動物園水族館協会等の関係機関に申し入れた。

【サル痘(monkeypox)】
サル痘ウィルスは、1958年にコペンハーゲンにシンガポールより輸入されたカニクイザルから分離されたことにより命名された。天然痘撲滅計画の中で西アフリカのヒトの感染例が発見され、注目された。

<疫学>
中央及び西アフリカ(コンゴ民主共和国(旧ザイール)、コンゴ共和国、ガボン、コートジボワール、シエラレオネ、カメルーン、中央アフリカ共和国、リベリア、ナイジェリア)の熱帯雨林に分布する。アジアのサルの感染例が報告されているが、それ以外のアジア産の野生サルの抗体陽性例は認められない。日本での記録はない。病原巣としては、流行地のサル類で抗体が検出されず、ウイルスの分離にも成功していないことからサルが病原巣とは考えにくい。リスの1種(Funisciurus anerythrus)よりウイルスが分離され、リスなどのげっ歯類が自然宿主と考えられている。サル痘ウイルスに感受性のある動物には、サル類、ウサギ類、一部のげっ歯類が含まれる。

<症状>
ヒトでは痘瘡に類似し、発熱、発痘を主徴とする。15歳以下の子供に多く発症(80%以上)が認められ、死亡率は約1〜10%である。

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